糖質制限の本質 糖質制限の本質 糖質制限の本質 by アイザック・H・ジョーンズ

東洋経済オンライン 6月4日(土)に「痩せない人」が誤解している糖質制限の本質
という題で アイザック・H・ジョーンズという方が凄いためになることを書いていたので
転載します。

高校卒業後、大学から大学院へと飛び級で進学し、首席で修了した私はアメリカ最大のヘルスセンターで積んだ経験をもとに独立・起業。今では年収が1億円を超えるまでになりました。

■ 糖質の“甘い誘惑”にだまされてはいけない

 なぜ、それほどの劇的な変化を遂げたのか。ポイントの1つは、「砂糖(糖質)を控えた」ことにあります。

 もともと1万年前の人類が摂っていた糖質は、1年間でわずか小さじ22杯だったそうです。それがなんと、今では1年間で約63キロ、小さじ約21万杯にも上ります。現代人は常に糖質があり余った状態にあるともいえるのです。それらの糖質がタンパク質とくっついて熱が加えられると、AGE(終末糖化産物)という破壊的な物質に変化してしまうことが知られています。これが、あらゆる病気の原因となる「慢性炎症」を引き起こします。

 糖質が私たちに与えるマイナスの影響は、こうした「慢性炎症」だけにとどまらず、血糖値の急激な上下に伴う脳機能の低下や、満腹ホルモンの分泌量減少による肥満など、数え切れないほど多岐に渡ります。そのため最近では、炭水化物や砂糖などの糖質をまったく摂らない、あるいは極端に減らす食生活を送る「糖質制限」が、健康法として広まってきているのです。

 ただ糖質を減らすだけであれば、一般的な「糖質制限」と大きく変わりませんが、もう1つ非常に重要なポイントは「“良いアブラ”(脂質)を積極的に摂る」ことです。

 糖質中心の食生活になる以前、私たちの先祖は糖質をエネルギーに変える「シュガーバーニング」の代わりに、脂質中心の「ファットバーニング」という代謝システムで日々の生活を送っていました。まだ食料の少なかった当時、そのほうが安定したエネルギーを確保し、活動し続けることができたからです。

 また、現代においても、以前と同じように「ファットバーニング」システムで生活している北極やカナダ北部の人々は、ほかの地域の「シュガーバーニング」の人々と比較すると、心臓病や脳血管障害、がんの発生率が飛び抜けて低いという特徴が報告されています。こうした事実をもとに、近年「ファットバーニング」がアメリカの医学界では理想のエネルギーシステムといわれてきています。

■ 成功者はなぜ、みな「ファットバーニング」なのか? 

 「ファットバーニング」のメリットとして、主に次の3つが挙げられます。

 ・脳の機能がハイレベルで安定し、集中力が高まる

 ・エネルギーが安定して供給されるため、体の機能が安定する

 ・インスリンと血糖値が常に安定した水準でキープされる


■ 「4つのアブラ」をバランスよく摂ろう

 では、どうすれば「“良いアブラ”(脂質)を積極的に摂る」ことができるのか? 

 近年、オリーブオイルやココナッツオイルのブームを皮切りに、亜麻仁オイル、えごまオイルなどの「健康に良い」と言われるアブラをスーパーでもよく見かけるようになりました。こうしたアブラは大きく「飽和脂肪酸」「オメガ9」「オメガ6」「オメガ3」といった種類に分かれるのですが、「どれか1種類に偏るのではなく、不足しがちな『オメガ3』を中心に、すべてをバランスよく摂る」ことが重要です。

 その結果、「1日に積極的に摂るべきアブラ」として、たとえば次のような「4つのアブラ」の組み合わせをすすめています。

 ・ギー(あるいは牧草牛のバター)

 ・バージンココナッツオイル(あるいはMCTオイル)

 ・エキストラバージンオリーブオイル

 ・亜麻仁オイル(あるいは麻の実オイル)

 これらを1日3食として、1回の食事にだいたい1~2テーブルスプーン(15~30グラム)、1日では合わせて8テーブルスプーン(120グラム)前後を目安に、料理に直接かけたり混ぜたりして偏りなく摂るのです。ダイエットに絞って言うとカロリーのことばかりが指摘されますが、同じカロリーでもそれが糖質か脂質かによっても結果がまったく違ってきます。アブラ中心で1日4000キロカロリーを摂っていても、どんどん痩せるケースもあります。
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